クルマと長く付き合うために、出来るだけ分かりやすく維持費の説明をしました。
スポーツ車を20才以下の人が持つとき、自動車保険は恐ろしい保険料になります。
最低限の知識を持って、クルマと付き合ってくださいね。
今日は、事故等で相手の物を壊してしまった時の保険です。
☆ 対物賠償
自動車保険で一番使うもの、それが対物賠償です。
クルマの安全性が非常に高くなった現在、交通事故に遭ってもそれほど大きなけがをすることがなくなりました。
私が保険の代理店をしていて感じるのは、ケガの補償も多くが自賠責保険の範囲で済んでいること。
だからと言って、対人賠償保険がいらないわけではありませんよ。
その代り、必要なのが対物賠償保険。
相手の所有物への賠償(他人の物に与えた損害を償うこと)は、交通事故では必ず発生します。
相手がクルマだった時はもちろん、塀や電柱・ガードレール、さらには建物へ損害を与えた時にも対物賠償を使って支払います。
お店やバス・電車などにぶつかったことが原因で、お金を生めなくなった時に発生する損害を補てんするのも対物賠償で対応します。(休業損害)
ぶつかった相手を修理することも大きな金額ですが、修理している期間に営業が出来なくて収入がないことも補償しなければなりません。
電車の施設やパチンコ屋さんなど、多くの人が出入りする場所の営業を止めてしまった損害は、場合によって【億】の金額になります。
そんなことになったら、もう消えるしかありませんよね。
もっと身近なことを考えてみると、事故の相手は多くのケースで自動車ですが、修理代は10万円以下で済むことはほとんどありません。
だいたい20万円以上100万円以下です。
それに、自分の修理代も必要になる訳ですから、単純に言えばX2という事。
相手のクルマとぶつかって修理代30万円、自分のクルマを修理して20万円、簡単には出せませんよね。
身近なケースでも小さな金額ではありません。
そういう意味でも対物賠償は必要な訳です。
対人賠償の補償金額は、最近では対人賠償といっしょで無制限が一般的です。
これは、認められればいくらでも支払うという事です。
具体的な金額は、1,000万円単位からあります。
対人賠償同様、5,000万円でも1億円でも、無制限でも年間保険料は1,000円程度しか変わらないので、無制限にしておくのがいいです。
ポイント
対物賠償も、対人賠償同様に【無制限】が一般的になりました。
対人賠償ほどぶつかる相手の価値(?)が分からない訳ではないですが、それでも“意図して”・・・踏切へ入る・パチンコ屋さんへ突っ込む、などはしないでしょう。
つまり、いつ何があるか分からないのは、対人賠償と同じです。
上に書いてありますが、賠償金額は5,000万円でも、無制限でもあまり変わらないので、ここでケチる必要はありませんよ。
他に節約ポイントがありますから。
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