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スポーツ車は本当に維持費が高いのか? 【自動車保険編・車両保険】

クルマと長く付き合うために、出来るだけ分かりやすく維持費の説明をしました。

スポーツ車を20才以下の人が持つとき、自動車保険は恐ろしい保険料になります。
最低限の知識を持って、クルマと付き合ってくださいね。

今日は、事故等で自分のクルマが壊れてしまった時の保険です。

☆ 車両保険

スポーツカーにとって、何にも増して自動車保険の中の車両保険が維持費を押し上げている元凶です。

車両保険は、自分の車が事故や天災、その他偶然の事故に遭って修理をするときの保険です。
相手とぶつかった、運転をミスしてブロック塀に突っ込んだ、前を走っていたダンプから石が飛んできてフロントガラスが割れた、台風が来て水没した・・・など。

よく間違える人がいますが、故障では出ませんので念のため。
また、サーキットなどの閉鎖された場所でぶつけた時もダメです。

車両保険は二種類あります。
どんな時でも保険金が出る一般車両保険と、相手が分からないか特定できない時(自爆や当て逃げされた時など)は保険金が出ない、エコノミータイプの車両保険です。
(エコノミータイプの保険名は会社によって違います)

最近、年齢と等級によって免責を強制的に設定するようになりました。

免責とは、契約者に保険金の一部で自腹を切ってもらうことです。(5万円から10万円が多い)
18才から20才くらいまでの事故率が高いことが原因です。

保険料の設定は、全国でその車種が前年にどれくらい事故をして保険金を支払っているかによって決まるため、事故の多いスポーツカーは必然的に保険料が上がります。

【若い人はただでさえ事故をする確率が高い+スポーツカーは事故が多い】で、単純に新規で申し込むと年間保険料は50万円くらいになります。

年齢制限、等級スライド、セカンドカー割引、親の名義などを駆使して、条件によっては年間25万円くらいにすることも可能です。
ただ、これは個々の状況によって全く違うため、ここでは具体的に表示できません。

車両保険の補償金額は、車種と年式によって保険会社が決める車価表と呼ばれるものから算出します。
スタートは新車の車体価格+オプション価格の金額が基本。

中古車を購入したときなど、年数が経って設定価格が難しくなるため、その時に基準とするために用いるものです。
毎年一定額が下がって行き、最後は最低20万円~30万円の全損価格設定とすることが多いです。

ちなみに、全損価格とは修理代が車両保険の金額を上回った時に支払われる上限価格。

例えば50万円の全損価格で、元の状態にするための修理代が70万円かかるとしたら、保険会社から支払われる車両保険金は50万円で、どうしても直したければ残りは自分で払ってくださいと言う考え方になります。

ポイント

車両保険はこれだけで単体レポートが出来るほど複雑です。

車種、等級、家族で入っている自動車保険の等級、あなたの年齢など、保険料を決める要素が多くて、個別に状況を聞かないと的確なアドバイスができません。

しかし、ここを押さえると年間数万円の違いは簡単に出てきます。

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スポーツ車は本当に維持費が高いのか? 【自動車保険編・人身傷害、搭乗者傷害】

クルマと長く付き合うために、出来るだけ分かりやすく維持費の説明をしました。

スポーツ車を20才以下の人が持つとき、自動車保険は恐ろしい保険料になります。
最低限の知識を持って、クルマと付き合ってくださいね。

今日はクルマに乗っていた人のケガに関する保障の話です。

☆ 人身傷害・搭乗者傷害

人身傷害・搭乗者傷害保険は、自分の車に乗っていた人のケガに対して出る保険です。

どこからも治療費がもらえないケースで適用されます。
自爆、こちらが100%悪い事故、相手が無保険の場合など。

こんなケースはどこからも治療費を取りようがないので、人身傷害・搭乗者傷害は入っておかなければなりません。

また、相手がいるときは過失割合と言って、どちらがどれだけ悪いかという割合で、相手からもらえる治療費の金額が変わります。
たとえば、50:50の場合は半分、80:20の時には20%しか治療費がもらえません。

その足りない部分を人身傷害でまかなうという形も取っています。

治療にかかった費用・死亡時にもらえるお金は人身傷害保険ですべてまかなえるので、対人・対物賠償と共に入っておくのは必須と言えるでしょう。

搭乗者傷害は、人身傷害を補助するような保険です。

足を折ったらいくら、腕を折ったらいくらと言うような、部位や症状で定額の保険金が出てきます。

入院・通院した日をカウントして、一日いくらで設定することも出来る保険会社もありますが、少数になりました。
ケガをして仕事が出来ない時に収入が入らない時の収入的なものと考えてください。

年間(月々)払う保険料に余裕がある方は入っておくのがいいと思いますが、少しでも節約したいなら削ってもそれほど問題はありません。

人身傷害の補償金額は、基本的に3,000万円以上1,000万円単位。
3,000万円か5,000万円が一般的です。
死亡保険金は自賠責保険で3,000万円付いているので、合計すると6,000万円となります。

例えば30才代のサラリーマンで、奥さんと子供二人の一般的な家庭では、旦那さんが亡くなった時の死亡保険金は6,000万円から7,000万円です。

ポイント

人身傷害保険は、基本的には普段あなたのクルマに乗る方が誰かを考えて決めればいいと思います。
自分も含めて、一緒に乗っていた人に対する保険金なので、死亡時の補償は想定した中で設定すればいいでしょう。

例えば、あなたしか乗らないクルマの場合、想定する保険金の最大が分かります。その金額で付ければいいわけですね。

会社の社長さんや医者、弁護士などの高収入の方も乗る可能性があるなら、その人の年収を基準に決めればいいわけです。

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請求していただいた方へは、不明点のアドバイスもおこなっています。
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